treasure
□まるで片思い
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最初は、ほんの出来心だったんだ
パチンコから帰ってきたら いつもの様にソファーで神楽が寝てて、窓から差し込む太陽の日が直に少女の顔に当たっているのを見て、急いでカーテンを閉めた
俺ってスッカリ保護者。なんて
ぐっすり眠る少女を覗き込むと
長い睫毛と白い肌が嫌でも目に入って思わず凝視
そうだ、コイツ顔だけは可愛かったんだと今更ながら思って。
まるで惹きこまれるように、
柔らかそうな頬に唇を押し付けた
寝込みを襲った罪悪感は最初だけで。
神楽の皮膚は吸い付くようで、すぐに夢中になった
あぁ、コレって犯罪?
名残惜しげに唇を離す
それでも無防備にこんな所で寝ていたコイツが悪い。と自分を正当化して、
もう一度 同じ処に口づけた
ヤバイ。癖になりそう
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