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□結論はワンピースで
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「…ラームダーっ!!!!!!」
「ぐはっ!!」

どこからともなくやって来たソフィのドロップキックにより、変た…リチャードの体は吹っ飛んだ。

…ソフィのやつ、またドア壊しやがって。

じゃなくて、ラムダって何だよ。
ラムダは俺の中にいんだぞ?

「アスベル、大丈夫?」
「あぁ、まぁ…な、」
「…よかった。わたしのアスベルに何かあったらどうしようかと思った」

笑顔で俺の手を取りながら笑うソフィ。
ん?ちょっと待てよ?
今、わたしのって言ったよな、わたしのって。

「おのれ…プロトス1…」

いやいや、陛下、そこはのらなくていいから。

「…ラムダ!!」

だから、ラムダじゃないってば。

「アス…いや、マイハニーをこっちに寄越してもらおうか」
「…アスベル、守る!!アスベルはわたしのお嫁さんなんだから」

リチャード、俺の名前はアスベルだから。
つか、ソフィ、お嫁さんって、俺は男だぞ。

「少し表に出てもらおうか」

そう言ってリチャードは偉そうに腕を組ながらソフィに告げる。
いや、実際に偉いんだけど。

「…アスベル、行ってくるね」

アスベルはセーラーよりもブレザーの方が似合うと思うから。

花のように微笑んでも、言ってることはリチャードと対して変わらないソフィ。

いかにも最終決戦というようなオーラをまといながら庭に出ていく二人。
あぁ、また噴水壊されちゃうや…。
もう、回らない頭で俺はそんなことを考えながら、ラントのみんなに心の中で謝った。

















結論はワンピースで

(…ラムダ、俺、疲れたよ)

(そうか、なら我が相手に…)

(えっ、ちょ、いやーっ!!!!)






end.
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