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□Whitest... 3
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「はぁ、もうこんな時間…」

雑貨屋の後は、喫茶店でご飯を食べ、映画を見たり、シェリアの行きたいお店を回ったりと充実した一日を送った。

「日が沈むのも早いな」
「そうね」

二人は今、待ち合わせ場所だった公園でアイスキャンディーを食べている。

「アスベルは昔からここのアイスが好きよね」
「…まぁな、」

アスベル達が小さい頃からある、ワゴンカーの小さなアイスキャンディー屋。
どうしてこの店がなくならないのか、不思議なくらい質素なのに、何故か人気がある。

「昔は皆で食べたよな」
「…そうね、」
「俺とシェリアとヒューバートとリチャード、それと…ソフィ」

ちょうどアイスも五種類だったし、と言えばシェリアは、そうね、と俯いた。

「ねぇ、アスベル」
「なんだ?」

そろそろ答え、聞かせて。

そう言って、ベンチに置いていた右手をぎゅっと握られた。

「アスベル、」
「…俺は、」

その先を言おうとしても、言葉にはならなくて。
好き、と言ってしまえばすべては丸く収まる。いや、そう言うべきなのだ。
しかし、自分の心の中は違う答えに行き着こうと、目の前の現実から逃げ始める。






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