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□teach me
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「あーもう、難しすぎ!」

あむはシャーペンを放り、ぐっと背伸びをする。
いくら考えても問題が解けず、宿題がいっこうに進まない。

「ふぁ…ダメ、眠くなってきた。」
豪快なあくびをひとつする。
それを見たランたちが一生懸命「頑張れ!」と応援するが、睡魔にはかなわなかった。


***


しばらくして、あむの瞼がゆっくりとひらいた。
風がふいた気がして、のそりと窓のほうを向く。

「…あれ、気のせいか」
あむは、机に向き直る。



「…何が?」



背後に気配を感じ、びくりと飛び上がる。


「いっ、いいいイクトっ!?」
振り向いた先には黒猫を思わせる人物がたっていた。

「よお。」


「よお。…じゃないっ!ちょっ、不法侵入だから!」
「や、あいつらが入れてくれたし。」
と、しゅごキャラたちのほうに視線を向ける。

「あむちゃんドッキリ大成功〜♪」
「イエーイ!」
「ごめんなさいですぅ」
イクトの視線の先を見ると喜ぶラン・ミキと、謝るスゥの姿があった。

「もぉこらー!勝手にいれるなぁ!」

「まぁまぁ。あむちゃん勉強わかんないんでしょ?教えてもらったら?」
「そうだよ!あむちゃん。」
「スゥたちはお邪魔にならないよう、お散歩してきますぅ〜」
そう言いながら、次々と窓から飛出していった。


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