誓った僕ら
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〜数秒後〜
「……まぁ、とりあえず………朱莉ちゃんの意識が戻らないから…病院連れいてかないと…」
「そんな事より……あいつらは、どうすんのよ?」
莉子は壁を蹴った。
「まー、僕の力で…しばらくは動くなくしたから………瞬間移動はできないだろうね…
だから、後はSBに任せれば…」
※SBについては設定を見てください
小森は言葉を止めた。
悔しさ…怒り…悲しみが小森には痛いほど分かった。
特に分かったのが、自分の言った言葉に悔しく…惨めに思っているところとか…
雰囲気で分かる。
「(あー、言いすぎちゃったかな?)」
「……………」
「(んー…にしても僕、とってもカッコいい事いったしな)」
「……………」
「(僕の言葉に落ち込むなんて……可愛いなぁ〜)」ニヤッ
「まり、アイツ潰していいよ?」
「ラジャー☆」
「ちょっと調子に乗っただけじゃん…」
まりが、あのでかいハリセンを出しかけたとこで小森は止めた。
小森は、ため息をついた。
「もー、やり返したいなら、言えばいいのに…」
「……はっ?何言って…」
「顔に書いてあるよー?ってか、雰囲気がそんな感じだしね…」
「……………」
ツンツン
「おい、…今すぐ頬をつつくのをやめないと……殺すぞ…」
「ごめんって☆」
「………………」イラッ
「…………まぁ、奴らの足止めになるしねー……
行って来なさい」
小森は、朱莉のほうに行き、抱き上げる。
(もちろん、お姫様だっこだよ☆)
「朱莉ちゃんは、僕が見てるから……
今、君達にできることをしてきなさい」
小森は、笑った。
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