誓った僕ら
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「それでアンタ…置いてきちゃったの!?」
「そ…そうだけど…」
「バカだろ」
「すみませええええええん」
まりもは急いで謝った。
まりはきりっと表情を変え…
「でも!なんか変なんです!!!」
「何が?」
「おかしいんです。此処は3階なのに4階の関係者用の扉から声が聞こえたとか…しかもこの場所から正反対なのに………とにかくおかしいんです!!」
「確かに………悠太とかは聞こえた?」
「全然」
「確かに……おかしいわ……でも…」
莉子は言葉を止めた。
「どうしたんだよ?」
「私らは上から許可が下りるか命令されるまで、外の仕事に関わっちゃいけないんだよ…」
「でも莉子!だまって見過ごすわけには…」
楓がそう言うと
「一つだけ………………方法があるよ。」
…………
「俺は嫌だからな」
「俺も…………そういうのは委員長がかけろよな!」
「嫌よ!!!楓かけてよ」
「断る!!!!!!」
4人は一気に言った。
そして見つめた先は…
「えっ?私?」
「もちろん」
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