誓った僕ら

□4
1ページ/10ページ




「ねーみんなー」


莉子は机の上でダラーっとしながら、みんなを見た。


「……………暇じゃない?」



「なんで?……」


「俺、別に暇じゃねーけど?」


「アンタが、暇じゃなくても私が暇なの?」


「…………………」


「悠太…、本読むのやめろ」



莉子は近くにあった、ティッシュ箱を投げつける。
……が、首をクイっと傾け、簡単に避けた。



「莉子…………」


「なーに、楓?」


「とりあえずさ、その宿題の山どうにかしよおうよ」












「……ん?」






次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ