誓った僕ら
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莉「何かがおかしい」
楓「いきなりなんなのよ」
莉子は机の上に胡坐をかきながら、まじめな顔をして言葉を放った。
莉「い〜や、何かがおかしいよ!」
楓「だから何がおかしいのよ」
莉「この国語の点数は以上だと思わない?」
楓「いつものことだろうが」
いい加減机から降りろよと、楓は莉子を前へ押した。
案の定、思い切り頭から落ち、血を流していたがまったく動じない莉子。
楓「アンタがまじめな顔をしてたから、こっちもまじめに聞いてあげようと思ったのに、………バカバカしい。」
莉「……いや〜……楓ちゃんなら私の気持ち分かってくれるかな〜って…」
楓「甘いわ、バカ」
莉「はいすみません!」
さすが楓、
いつもの黒オーラを放っただけで私を抑えた……
関心関心……じゃなくて!
楓「…………………………で、私に何のよう?たかがテストのために来たわけじゃないでしょう?」
莉「……さっすが楓さん!!じゃあさっそく…………………………じゃなくて、此処では話せないだな〜」
莉子は困ったような顔をして笑う。
楓「何よ気持ち悪い」
莉「…楓はもうちょっと人の気持ちを考えるようにしようよ」
楓「で、なによ?」
莉「無視かい………………………いや、まじめな話なんだけどさ、………実はね…」
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