短い夢
□もしも、今が現実でなければ
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「うそ・・・・・・そんな」
信じたくない
「なんで、どうして???」
信じたくない
「どう・・・して・・・、動かないの???」
貴方が、冷たい。
貴方が、傀儡であってもちゃんとぬくもりはあった。
でも、なんで???
どうして、こんなにつめたいの???
どうして、動かないの???
「・・・・・・・・・嘘。・・・嘘。嘘だ!!!!」
貴方の、本当の手じゃなくてもいい。もう一度だけ、頭をなでてよ。
もう一度、笑ってよ。
もう一度、私に・・・・・・・・・・・・「好き」って言って。
「許さない。・・・・・・・・・・・・死んでしまえばいいんだ」
クナイを持って口ずさむ。
あぁ、一度歪んでしまった心って
コンナニモミニクインダ。
現実の残酷さに
私はいつの間にか壊れていた
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