誓った僕ら

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朱里は今にも泣きそうな顔をしていた。
周りの愚痴が、自分の耳に届いている。
そして、心にも…




二年男子は、クスクス笑っている。


近くにいた、三年男子は、ドサッと倒れた。
血を流しながら。




「おっ?何コイツ?死ぬの?」



自分がしたことを、他人事のようにいい、足で彼の頭をけった。






「だーいたい、こんなクズばかりいるからこの学校はドゴォ





その場にいた全員が、愚痴をやめた。
いや、何も話せなかった。

大きな音とともに、莉子の近くにあった柱に穴が開いていた。




そう、これは莉子自信がやったのだ。













莉「……クズなのは…どっちだよ?クズはてめぇらだろ?」




ドスの聞いた声で、彼女は二年男子をにらみつけた。






莉「……なんも分からないくせに、分かったような口きくな」



莉子は、二年男子にゆっくりと近づく。



「なっ、来んじゃねぇよ!!!」



莉「……………………」



彼は、壁に追い詰められた。
「な……なんだよ?」と、言いかけたとき。
ドゴォオオォ

莉子の、握りこぶしが、壁に当たった。

もちろん、壁には大きな穴が。




























莉「…………ごめんね、あたしは"****"だから。手加減ができないんだよねぇ〜。………………まぁ、そういうことで!あんまり勝手な事言うと……殺しちゃうから☆」



小声で、彼女はそういった。




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