誓った僕ら
□2
3ページ/9ページ
「………………あ…あれ?」
彼は戸惑った顔をした。
相手を見ても、怪我をした様子はない。
何回も、手を握り締める。
…変化はない。
相手ももちろん、驚いていた。
何が、……起こった?
「…"止めた"だけです、先輩。まぁ簡単に言えば、貴方に攻撃する"意志"がなかったなかったから使えなかっただけですけど」
二人は、声のする方向にバッと向いた。
「あーあ、壊しちゃいましたね。ココ片付ける風紀委員とかの身にもなてくださいよ?」
「なっ…、てめぇら」
金髪の少女と黒髪の少女。
もちろん、莉子と朱里だった。
まわりは、ざわざわとし始める。
莉「校舎内での喧嘩は、やめてください」
莉子は、近くにあったイスを元の場所に戻した。
「…………一年の癖に……邪魔すんな!!」
莉「先輩達の事、考えていってあげてるだけですよ?」
「一年なんかに、口出しされたかねーよ!!!!」
怒鳴り声を上げた。
二年の男子は、莉子に殴りかかろうとした。
「!!!」
ウゴカナイ
朱「……………自分のことを注意された腹いせに、力を使うのは、どうかと思いますけど?」
「っっっっ」
朱「………相手の言い方が悪いからといって、力を使ってしまえば、……相手をいつか殺してしまいますよ?貴方の力では」
「(こいつ……人の心を!!)」
朱「貴方が、思っていることを、この人に伝えただけです、」
朱里は、出欠部分を必死に押さえている三年のほうを向いた。
朱「どちらも、なんの考えもなく力をつかうのh「うるせーんだよ!!」」
→