誓った僕ら

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「………………あ…あれ?」


彼は戸惑った顔をした。
相手を見ても、怪我をした様子はない。

何回も、手を握り締める。


…変化はない。



相手ももちろん、驚いていた。
























何が、……起こった?




「…"止めた"だけです、先輩。まぁ簡単に言えば、貴方に攻撃する"意志"がなかったなかったから使えなかっただけですけど」



二人は、声のする方向にバッと向いた。





「あーあ、壊しちゃいましたね。ココ片付ける風紀委員とかの身にもなてくださいよ?」



「なっ…、てめぇら」



金髪の少女と黒髪の少女。
もちろん、莉子と朱里だった。




まわりは、ざわざわとし始める。





莉「校舎内での喧嘩は、やめてください」


莉子は、近くにあったイスを元の場所に戻した。



「…………一年の癖に……邪魔すんな!!」



莉「先輩達の事、考えていってあげてるだけですよ?」



「一年なんかに、口出しされたかねーよ!!!!」


怒鳴り声を上げた。
二年の男子は、莉子に殴りかかろうとした。




「!!!」



ウゴカナイ






朱「……………自分のことを注意された腹いせに、力を使うのは、どうかと思いますけど?」



「っっっっ」



朱「………相手の言い方が悪いからといって、力を使ってしまえば、……相手をいつか殺してしまいますよ?貴方の力では」



「(こいつ……人の心を!!)」



朱「貴方が、思っていることを、この人に伝えただけです、」



朱里は、出欠部分を必死に押さえている三年のほうを向いた。




朱「どちらも、なんの考えもなく力をつかうのh「うるせーんだよ!!」」






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