誓った僕ら
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数十分後…
「あはは……あーおもしろかった」
「いやぁ……ほんと、笑えた…っぷ」
莉子と大樹の笑い地獄が終わった。
「笑ってるのもいいけど、もう6時だよ?」
朱里は時計を見た。
「結局、なにもしてないじゃん。」
悠太は本を読み終えていた。
「あーあ、でも……………いろいろ、あったね、ほんと」
莉子は、机の上で寝転んだ。
「ホント………入学してからの数週間が一年に感じだよ」
「楓、黒いぜ☆」
大樹はちょっと、つっこんだ。
そして睨まれた。
「そいえば、まりも。校長室で会ったときとか、一回も話さなかったよね。」
「えー、しゃべってたよー」
「心ででしょ?」
「聞こえてた?」
「うるさかった」
「………………」
「………………ごめん」
朱里が、誤った。
「こんなところで、シリアス作るな。まりも」
莉子は、思いっきり、まりを叩こうとした。
が、とめられた。
死んじゃうじゃん。
「なーなー!今日、駅前になんか上手いアイスの店ができたんだって!」
大樹が、手を上げながら言った。
「おー!じゃあ、みんなで行こうか!」
「うん。私はいいよ」
「いっこか。」
朱里と楓が答えると、
まりは、首を立てに振った。
「……おれ、甘いの苦手なんだけど…」
「んじゃあ、いこっか」
「待てよ」
「お前の意見は、聞いてねぇ。ってか、食うんだよ全員!」
莉子は、悠太を睨んだ。
楓も、にらんだ。
めっちゃ、笑顔で…。
「…………」
あぜんとする、
「んじゃあー、レッツGOってことで!」
莉子が、かばんを持ち、一番早く外に出た。
ほかも、かばんをもち、やれやれといった表情で、たんたんと外に出て行った。
END