Main(言の葉)

□アルタニク
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アルタニク




あまりに行き過ぎた歳月の中 渦巻く人の波
青い空に感銘を受けた詩人も僕も時に涙を流す
白い闇よ どうか誘いを受けてくれるかい?
春を待ち続ける君へ見せたい景色を僕は見つけた

抱いて 何もかもを忘却の泉へ還そう
人間は何も口にはしない 何が真実なのかも
聴いて 赦されぬ罪の制裁に臨むから
瞳の奥に隠された 深く刻まれた絶対の真理

その指先で癒すことができるのか
永遠のアルテミス 君が流した涙を僕は忘れない
あなたが選んだのが他でもない夜空なら
僕はその夜空に輝く星になりたい
たとえ矢が降り注ぐ運命でも必ず君を守るだろう

嗚呼 愛しき命の欠片よ彼女にどうか暖かい春を
水無月の頃に空から降るのは彼女の想いか
嗚呼 永遠のアルテミス 君が流した涙を僕は忘れない
あなたが選んだのが他でもない夜空なら
僕はその夜空に輝く星になりたい
たとえ矢が降り注ぐ運命でも必ず君を守るだろう

星の悪戯 月の瞑想 太陽の静寂
だから僕はオリオンの星になることを誓ったんだ

あまりに行き過ぎた歳月の中
それは永久に眠ることなく夜空に咲くのだろう





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