Main(言の葉)

□COUNTDOWN
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COUNTDOWN




頭の中は幼稚な双子(かたわれ)
これ以上時間(とき)が進まない君の
弱い手を簡単に振り払った私は
「 Cold-blooded 」
そう口にしたのは親愛なるMARIA

5年前から狂いはじめた歯車
崩壊へのカウントダウン
引き裂かれた幼い君と私と動かぬ双子
親愛なるMARIAと愛する彼と私

愛する彼のそばで
彼の信頼を勝ち取るため
私は現状維持を続け法を犯した
彼も幼いまま逝った君も知らぬまま
ただ彼を好きだった
ただ彼を愛していた
だから苦も苦じゃないといいきかせて

崩壊へのカウントダウン

親愛なるMARIAは弱り果てた今日この頃
動かぬ双子が幼稚さ故にトラブルを起こす
愛する彼はカタワレを愛していた
私に対しての彼の優しい声も微笑みも
それだけは昔と変わらぬまま

しかし彼の瞳は私に肌を通じ愛の乾きを伝えた

ただ好きだった
ただ愛していた
それが故に苦しいと
喪失感を覚える中で
「 Cold-blooded 」
頭に響いた親愛なるMARIAの声

崩壊へのカウントダウン

耳に届かず薄れる声と
瞳は誰のものだろう
今目の前で囁いてくれる愛の紡ぎと
キミは本物だろうか

偽りのレンズの奥で笑わないでくれ






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