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□月触の大地―背徳の祝祭―
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月触の大地―背徳の祝祭―




今日も僕はあなたに逢うために目を醒ました
ゆらめく風達が心地良い悪夢から
僕の意識に手を差し延べ
あなたに逢うために空へ僕を浮かばせてくれる

星達が見守る夜空でいつも微笑んでいる
あたたかい輝きを降り注いで僕らの夢をのせて
だからあなたに夢の中で接吻をして
幻のように白く霞んだ瞳に憂いを映すから
運命に儚い希望を細い線で描いた

あなたが微笑むから大地は鮮やかな花を咲かせた
あなたが涙するから天は大地に雨を降り注いだ
僕があなたの幸せを祈るから永遠が生まれた
『もう戻れない…』

この想いは全ての願いを越えて誰の元へ届く?

深い眠りは衰えずどうかこの物語が長く続けと
終わりない悲しみの中で羽ばたくあなたへ
素敵な奇跡に全てをゆだねた
もう一度その瞳に僕を映してほしい
夢の中で聖なる接吻をあなたに届くように贈るよ

あなたが微笑むから大地は鮮やかな花を咲かせた
あなたが涙するから天は大地に雨を降り注いだ
僕があなたの幸せを祈るから永遠が生まれた
あなたが願うから大地の華々は命を知った
あなたが瞼をとじるから夢に終わりをつくった
僕はあなたを想うから人の心に愛が生まれた

月光よ欠けないで
戻れない大地でいつまでもいつまでも
想いは永遠なれと輝きを降り注いで
ああ届け この愛よ夜空のあなたの元へ
凍える太陽は儚い誓いを赦しはしないのだから

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