Main(言の葉)

□覚醒の雫
1ページ/1ページ

覚醒の雫




手にした白い顆粒の固まり
それは忘れかけていた空に浮かぶ感覚
胃が貪るようにそれを取り込んで
僕は水辺を静かに静かに漂った

冷たく躯を浸蝕してゆく淡い眠りと安らぎの聖地

「To the empty daybreak…」

連れて行ってくれるかい?


たゆたった 彷徨った
時はあまりにも残酷で
きつく指を絡めあったのに
呼び醒ます遠い昔の記憶

波が揺れる風が慟哭するその空虚
君と二人堕ちていこう
さぁ 脱け殻の夜空が僕らを浮かばせる
砕けた大地に響く旋律刻まれて
 
 
 



[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ