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□真澄
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「千晴、千晴……っ」
真澄が乱れた千晴の衣服を引っ張って外す。
もう既に千晴は胸を大きく喘がせて、散々苛められた乳首はぷっくりと赤く色づいていた。
「やぁ、もう胸、吸わな、でっ」
しつこすぎる真澄の愛撫に、千晴は焦れったさを感じていた。

爪の先で真澄が千晴の先端の切り込みを弄くるものだから、ビクリと腰を揺らす。
「ます、みっ」
「ね、千晴のコレ舐めたい……」
千晴の素直な反応に真澄も興奮しているようで、真澄は千晴の股の間に陣取って緩く立ち上がっているそれをパクリと咥えた。
「あァっ、」
鼻に掛かった甘い声が千晴から漏れると、満足げに真澄は口をすぼめて顔を前後に動かした。
顔を千晴の太ももに挟まれ、真澄はその滑らかな感触を楽しみながら、的確な場所を扱いたり舐めたり吸ったりと愛撫を続けた。

「んん〜……っ、あっ、ハァ……」
千晴の内ももの付け根がピクピクと痙攣する。
「ん、きもひい?」
舐めながら真澄が問えば、千晴は正直に首を上下に振った。
「千晴、可愛い」
身体を火照らせながら真澄の愛撫を受け止める千晴が愛おしい。

ふるりと震える千晴の熱に頬ずりすると、千晴が真澄を切なげな瞳で見つめていた。
「なぁに」
団内の誰にも聞かせたことの無いであろう甘い声で千晴に問いかけると、睫毛を頼りなく揺らした千晴は、何度か目を泳がせると、口を開いた。

「おれも、舐める……」
「えっ」
真澄が千晴のそれを舐めて愛することは毎度のことであったが、千晴が申告してきたのは初めてだ。
思わず素っ頓狂な声を出した真澄に、照れた千晴は『やっぱりしない』と枕に顔を突っ伏してしまった。
「やだ、して。千晴にして貰いたい」
千晴に対してはいつでも素直な真澄が即答すると、千晴はのろのろと顔を上げた。
「千晴、こっちに足向けて」
真澄がベッドに仰向けになり、千晴の足を掴んで自分の顔の横につけた。
「はっ?」
いわゆる69の状態になったのを理解した千晴が顔を赤らめたが、真澄には残念ながら見えなかった。
千晴は意を決して真澄に跨り、天を向くそれに指を掛けた。

「おれ触ってないのに、なんでもうこんなになってるの……」
「千晴の色っぽい姿見るだけでイキそうになる。それに舐めてくれるなんて言われたら、元気になって当然だろ」
照れ隠しで毒づいたが、真澄はさも当たり前のようにあっけらかんとのたまった。
臨戦態勢のそれにゴクリと喉を鳴らして、舌先をその先端に触れさせた。
「っあ、」
真澄の反応に後押しされ、千晴は先端だけ口に含んでみた。
先走りを舐め取って、れろれろと舌先で舐め回す。
「っ、く」
暫くそうしてクチュクチュと遊んでいると、千晴の屹立も真澄の熱い口内に呑み込まれた。
「んっ!」
忘れかけていた快感に逃げる尻を、真澄に掴まれて引き戻される。その動きと一緒に深く呑み込まれてしまい、腰が震える程に感じた。
「んん……、ン」
負けじと千晴も真澄の剛直を喉に迎え入れる。
吸いつくようにして頭を動かせば、千晴の尻を掴む指先が小刻みに力を込めたり無くしたりして、真澄も快感を拾えていることを教えていた。
静かな部屋にグチュグチュ、ゴポリと生々しい音が響く程、お互いの愛撫に熱がこもる。
その音すら快感の足掛かりとして二人はそれに熱中していた。

「んぐ、んむ……」
息荒く快感を高めているところで、堪えきれず真澄がグッと腰を押し付けるように突き上げた。
思ったより奥に入ってしまったようで、千晴は混乱してきゅうっと喉を締め付けた。
それがトリガーとなり、真澄の熱が弾ける。
「んぶっ……、っ、げほっ、」
「〜〜っ……!っ、は、ぁ……」
真澄は吐精後の快感に浸っていたが、さすがに千晴は苦しくて涙目になりながら呼吸を整えていた。
「っ、はぁ、はっ……ん」
「千晴、ごめん……気持ちよすぎて、気づいたら出てた……」
「は、ふ……」
呼吸があまり上手くいっておらず、ぼんやりとしたままの千晴を抱き寄せて口づけた。
「苦しかった?ごめん。もうあんなことしない」
「ん……だいじょ、ぶ」
「千晴のフェラ、最高に気持ち良かった……。また今度やってくれる?」
次は普通の体勢で舐めて欲しいと言ってきたので、千晴は頷いた。
苦しかったけれど、真澄が感じているのを知れるのは嬉しくて、自分も少し気持ち良くなった部分があったからだ。

「ありがとう、大好き、愛してる」
頬を染めて顔中にキスのシャワーを降らせた真澄は、千晴をベッドに寝そべらせた。
そして手に取った潤滑油を自分の指に絡め、千晴の奥まったそこをひと撫でした。


「ひゃっ」
まだ達していない千晴の肌は真澄の指の感触を敏感に受け取り、可愛らしい声を上げて肩を揺らした。
微かな抵抗を受けながらも、くにゅりと真澄は指を侵入させる。
解す動きで何度も指が内壁を押し潰した。
よく知った動きを感覚で追っているうちに、もう一本の指が潜んで来て、バラバラに内壁をくすぐる。
「あ、ふァ」
「いつもより熱くて蕩けてる……俺の舐めて興奮した?」
湿度の高い吐息を耳に吹き込まれ、ドクリと心臓が跳ね上がる。
全く言い逃れ出来ない有様に千晴が唇を噛みしめると、「噛んじゃダメ」と唇を塞がれた。
口内の舌の動きと指の動きはバラバラなのに時々シンクロして、その絶妙さにもっと欲が膨れ上がっていく。
「んむ、ンっ」
真澄が探し求めていたしこりを見つけて強く潰すと、千晴の長い両脚がビクッと大げさに跳ねた。
「んンーっ!」
いきなりの刺激に驚いて反射的に真澄の首筋に腕を絡めると、真澄は驚きに目を丸めた後に喜色を満面に湛えて愛撫を続けた。

「んっ、は、千晴……大好き、可愛い。ね、気持ち良い?」
「ぅんっ、きも、ちい……っ、やァ、んっ」
キスの合間に甘すぎる睦言のオンパレードを囁かれ、何度も気持ち良いと言わされているうちにそれが脳みそに染みて、もっと気持ち良くなってしまった。
何度も前立腺を擦られ、指を増やされていく間に千晴は何度か達しそうになっていた。
「ますみ、も、出したい……ァあっ」
「もうちょっと頑張って」
「ふぇ、っ?」
いつもならばすぐに頂上に連れて行ってくれるのに、真澄はその言葉と共にキュッと千晴の屹立の根元を指で締め付けた。
「や、なんでぇ」
「千晴をもっと気持ちよくさせてあげられる方法、試させて」
「な、にそれ、そんなのいい、からぁ、ああっ」
奥を弄っていた方の掌が千晴のそれを根元から先端に向かって強く扱いた。
強弱をつけたり、括れを擦ったりと変化をつけて愛撫を続ける。
「もっ、や、出るっ、出したいぃ、真澄っ!」
嫌々と千晴は手を真澄の手の上に重ねて剥がそうとするけれど、真澄は相手にせずに扱き続ける。
「もう一回我慢したら、イかせてあげるから」
「ふぁっ、ほ、ほんと、に?……やぁッ、」
悪魔の囁きをすんなりと信じて、千晴は身体中を駆け巡る行き場のない快感に身悶えた。

「やっ、あ、出るぅっ、ンン〜〜っ」
その瞬間に愛撫する手をパッと手を離され、いきなりの喪失感に千晴はガクガクと身体を揺らした。
「っ、は……、ぅ、うぅ」
強烈な熱が身体中を駆け巡っているのに解放できずに、じわりと涙が視界を覆う。千晴がべそを掻きながらどうにか呼吸を整えると、また真澄の手が刺激を与えてきた。
「も、無理っ、真澄、触ったら、イくっ……!」
「ん、もういい。イっていいっ、ほらっ」
千晴の痴態を見て興奮している真澄も、息を弾ませながら答えた。
「ふ、ぁぁぁァァっ……!!」
何度も我慢させられた身体は、その言葉を聞いた直後に限界を迎えた。
いつもより派手に喘いで千晴が勢いよく精を吐き出した。

「たくさん出てる……気持ちいいだろ?ねえ千晴、気持ちいい?」
「ひ、ァッ!?ダメ、イってるから、も、触っちゃ……、」
気持ちいいかと問いながらも、真澄は千晴を愛撫する手を止めない。
もう放埒を迎えたというのに、それが無かったかのように真澄は掌全体で千晴の屹立の先端をこねるように撫で回した。
かと思えばそこだけを常にないスピードで扱かれ、疼痛すら感じる愛撫に千晴は目を見開いて髪を振り乱した。



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