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□ゲーム
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・パーティ大好きなおにゃのこ主人公です。
・みんなも主人公が大好きです。
・軽ーーい下ネタ
・ギャグ
「嬢ちゃんハァーイ!」
「はい!」
「胸に飛び込んでオイデー!」
「そ、それはちょっと…」
戦闘終了後のレイヴンとエステルのコントが終わったと思いきや、ハルの一声で状況は一変した。
「じゃあ、わたしが飛び込むー!」
「うぉっ、ハルちゃんっ!?」
レイヴンの胸に飛び込むと、驚きつつもきちんと受け止めてくれた。
そしてくるくるーっと、まるで王子と姫が抱き合うかのようなファンタジックな演出ののち、ハルは満足そうに息を吐く。
「あははっ!楽しいー!エステルもやりなよ、良いよこれ!」
おもしろいオモチャを見つけたようにはしゃぐハルに、エステルの顔も綻ぶ。
「私はハルに受け止めてもらいたいです!!」
ハル以上に目を輝かせるエステルに、破顔したハルは大きく頷いた。
「さっ、この胸に飛び込んでおいでー!」
「はいっ!」
「あははっ、くるくるー」
躊躇もなく頷いた通り、ハルは女子として力に自信があった。
難なくエステルを受け止めて回るその様は、レイヴンの時よりも数倍爽やかだ。
「ふふっ、本当に楽しかったです!ハル、またやってくれます?」
「お安い御用だよ!わたしたちの連携がカッコ良く決まったらやろうね!」
無邪気な二人を微笑ましく見守る者たちと、やってられないとため息を吐く者たちがいた。
そうして、また戦闘が始まる。
エステルはまたハルに抱きつくため!と張り切っている。
「……よっし、おーわりっ!」
ハルの渾身の一撃で魔物が倒れる。
「リター!わたしの胸に飛び込んでおいでー!」
どうやらリタとの連携に成功したようだ。
胸を張ってリタに向き直るハルだが、リタは顔を真っ赤にして拒絶した。
「ば、ばっかじゃないの!そんなのあたしがするわけないでしょ!」
「えー?何でよぉ〜?リタはわたしと勝利の喜びを噛み締めたくないの?」
「そんなバカっぽいことしないわよ!」
「ほらほらそんなに遠慮しないで〜、恥ずかしがらずに、さぁ!」
期待を込めた眼差しのハルにリタは絶句する。
周りに見られているのにそんな行為ができるはずがないというのに。
そんなリタを見て、ハルはようやくリタの性格を思い出した。
「もう、照れ屋なんだからっ!はい、じゃあわたしからリタの胸に飛び込んじゃう!」
「ぎゃあっ!や、やめなさいよ!」
電光石火の素早さでハルがリタにぎゅぅっと抱きついた。
「リタ、かーわーいーいー!」
衝動に任せてなでなでするハル。
リタは嫌がる素振りをしながらも本気で抵抗しないあたり、まんざらでもないようだ。
「あら、みんなばかりズルいわ。わたしだってハルと抱き締め合いたいのに」
「えーっ、ジュディ、ほんと!?」
「もちろんよ」
一段とテンションのあがるハルにジュディスは大人の対応をする。
「ねねっ、わたしジュディに抱きつきたいの!いい?」
「あら、奇遇ね。わたしもハルを抱き締めたかったの」
「わーい!ジュディ大好きー!」
「ったく、んなことしてないでさっさと行くぞ」
肩を竦めながらのユーリの言葉に、一行はまた歩みを進める。
「あっ!魔物はっけーん!行こ行こ!」
「ええー、おっさんもうへとへとよー?」
「後で良いもの見せてあげるから!」
「何だそれ」
「いいから!いくよー」
「うふふ、腕がなるわね」
戦闘狂が突っ走ってしまえば、他のメンバーはそれに続くしかない。
ハルと抱き合ったからだろうか、女性陣は元気いっぱいだ。
「弧月閃!……うふふ、決まったわ」
「ジュディス、お見事!ユーリ、レイヴン、しっかり見ててよー!」
ハルとジュディスの掛け合いを始める合図を出され、ユーリとレイヴンはそれを見守った。
「ジュディスーー!」
先ほどのようにジュディスに支えられ舞ったかと思えば、着地後にハルはジュディスの胸に顔をうずめた。
「あらあら」
「ぬぉぉっ!ハルちゃんズルいわよっ!」
「!!」
「ジュディの胸、柔らかくてきもちいー!ずっとこうしてたいなぁ〜」
「いつでもどうぞ?」
「ほんと!?わーい、やった!」
幸せそうに胸に顔をうずめるハルを見て、ユーリとレイヴンは心底羨ましいと内心で歯噛みしていた。
「よし、あとはカロルとユーリね!」
花が咲いたように微笑みかけるハルに、メンバーはハルには勝てないと笑うのだった。
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リタっちのツン照れがたまらん(*´Д`*)
巨乳の姉さんがすきだ!( ゜∀゜)o彡°おっぱい!おっぱ い!
要するに私が変態だということです(`・ω・´)キリッ