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□ゲーム
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・性転換なので、女の子→男の子、男の子→女の子になってます。ハルヒは男の子です。
・なので女の子が主人公です。
・ハルヒ→ハルヒコ呼びです。
・びっくりするほど話が短くて、話が適当。


それでもよろしければどうぞ!



「あー、つっまんねぇ。何か面白いこと無いのかよ」
いつものようにハルヒコは唇を尖らせて文句を言っている。
「昨日、朝比奈先輩に無理やりコスプレさせて喜んでただろうが」
「昨日は昨日だろ。キョン子!暇つぶせるもんないのかよ!」
キョン子のポニーテールをぐるぐる回すハルヒコ。それってもう暇つぶせてない?
やめろっ!と髪を奪い返したキョン子は、あたしの方に逃げてきた。
「あー、宇宙人とか未来人とか超能力者とか居ないのか?」

案外近くに居るもんなんだよ。
長門くんとか朝比奈先輩とか古泉さんとか。

あたしはSOS団に入ってはいないけど、ハルヒコに気に入られている(って古泉さんが言ってた)から皆のことは知ってる。



「ふと思ったんだけど、発想の転換をすればいいんだよ」
「は?」
「日高、どうしたいきなり?」
「ハルヒコはさぁ、宇宙人探してるよね。でも宇宙人からしたらさ、あたしたち地球人こそが宇宙人なわけでしょ?だから、ハルヒコも宇宙人なんだよ。つまり、ハルヒコはもう宇宙人やら何やらの不思議生命体を探す必要はないってこと〜」

これぞ目から鱗、発想の転換ってやつだよね。
宇宙人が居ないなら自分が宇宙人になっちゃえば万事解決だよ。

「………」
ハルヒコは真剣な顔をして何やら考え始めた。

「日高、すごいな。ハルヒコを黙らせる奴はそうそう居ないぞ。お前本当は地球人じゃないんじゃないか」
キョン子に賞賛の眼差しを向けられたけど、あたしはしがない女子高生だ。

「お前、面白いこと言うなって思ったけど、全然すごくない」
「なんで?」
「俺は地球に住んでる地球人で、地球人から見た宇宙人を探してるからだよ!大体、そこら辺にいるの全員が宇宙人なんてつまんなすぎる!」


ハルヒコの何かに火をつけてしまったらしく、
「よし!明日は街に不思議探索ツアーに行くぞっ!絶っっっっ対に!宇宙人を捕まえる!!」
「はぁ……」
「がんばれキョン子ー」
「勿論、春も参加だからな!」
「は?嫌だよ」
「宇宙人を見る目を養え!」
「いや、大丈夫です」
「ま、さっきの話はなかなか面白かったから、SOS団に入れてやってもいいぞ」
「人の話聞いてないね」


キョン子はこの強引なやりとりに慣れているのか、やれやれと肩を竦めただけだった。

「ハルヒコに捕まったらもう逃げらんないぞ。覚悟しとけ」
「明日10時に駅前の喫茶店に来ること!遅れたら死刑だからなっ!」
「え、ちょっと……」


(何かよくわからないけど、適当発言で仲間入りしちゃいました。)
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