リク、キリ番etc

□bath time
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「美咲は、俺と風呂に入ったことないんじゃないか?」

「あるじゃん!」

普通に入ったことはないけど、勢いでやってしまったことだ。

思い出すだけで、顔が赤くなる……。

「風呂じゃなくて、シャワーだ」

「同じようなもんなの!」

屁理屈ウサギめ……。

「だいたい、裸なんていつも見てるから、恥ずかしくないだろ」

「うるさい!」

いつもと違うから、恥ずかしいんだろ……。

ウサギさんは、困ったように考え出す。

よし、あきらめろ!

俺は、逃げ……。

「うわっ!」

突然、ソファーに押し倒された。

「何すんっ」

ウサギさんが、俺の耳元で囁く。

「なぁ、美咲……。俺にここで犯されるのと、風呂に入るの、どっちがいい?」

そんなの、どっちも嫌に決まってる。


でも、そんなこと言ったら、どっちもやらされるんだよな……。

顔が近くて、吐息がリアルに届く。

「分かったよ! 入ればいいんだろ!?」

「初めから、そう言えばいいのにな。」

あんな選択じゃなかったら、絶対に風呂になんか入るもんか。

断ったら、明るい部屋の中でヤられるんだ

それよりは、ましだ。

「じゃあ、早速入るぞ」

「……ぅ」

嫌で嫌でしょうがないけど、あきらめるしかない。

黒ウサギには、勝てっこないのだから。

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