純情シリーズ
□飲み会
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今日は3人とも相手からの誘いで来たというのに。
よりにもよって相手に用事ができるとは。
デートを断られてしまった3人は電話を切ってから呟く。
「今日はせっかく仕事も休みでヒロさんと長くデートができると思ったのにな」
「忍……。俺を1人にしないでくれ! オジサンにはできないことなのか?」
「お前が誘ったんだろ……。美咲」
そして、こう思った。
――帰ったら、お仕置きだな。
3人は駅に向かって歩いて行く。
恋人が居なくては外にいても退屈で仕方がない。
家に帰ろうと思ったのだ。
しかし、ばったりと会ってしまった。
同じように恋人にデートを断られた2人に。
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