オリジナル
□B'oysカフェへようこそ!
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東京はなんてせまいんだ。
なりたてほやほやの大学生、杉田悠利はぽつんと呟く。
大学に近い東京に越して来たはいいものの、全く馴染めずにいたのだ。
ホームシックになりながら、一ヶ月頑張ってきた。
しかし、悩みを相談できる友達もおらず、我慢は限界に達しそうだった。
四年間もここで暮らせるのだろうか?
そんな思いで胸が押潰されそうだった。
「あれ……?」
空から一枚の紙が落ちてきた。
「R?」
裏面には、"何かが変わる"と書かれていた。
「何だ……。これ?」
Rとは何なのだろう?
しかし、悠利は無視して進んだ。
この瞬間、確かに何かが変わったことを悠利はまだ知らない。
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