純情シリーズ
□水族館に行きませんか?
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「ヒロさん、水族館に行きませんか?」
「はぁ?」
看護婦のみなさんお勧めのデートスポット、水族館。
来週は丁度ヒロさんと休みが重なる日がある。
せっかくだから、デートをしたい。
きっと、ヒロさんも楽しんでくれると思うから。
「別にいいけど……」
OKはもらったけど、その後の沈黙は何だろう?
「ヒロさん、他の場所がいいですか?」
水族館は捨てがたいけど、ヒロさんと一緒ならどこでもいいです!
「水族館はいいけど、また急にドタキャンとか嫌だからな……」
赤くなってしまうヒロさん。
かわいいなあ。
そんなに、俺と一緒にいたいんですね。
素直になれなくても、俺はちゃんと分かってますから。
「大丈夫です。その日はずっと一緒にいましょうね」
返事はもらえなかったけど、後ろを向いたヒロさんから、嬉しいというオーラが出ている。
ヒロさんに、最高の一日をプレゼントします!
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