純情シリーズ

□飲み会
1ページ/18ページ

1.集合


「はぁ、おそいなぁ」

「遅刻だぞ!」

「……遅い」

駅前では3人の男が恋人が来るのを待っている。

約束の時間より1時間も前に来た彼ら。

しかし、それは相手がもっと早く来ると確信してのことだ。


……なのに、来ない。


約束の時間になっても来ないのだ。

その時、

プルプル、プルプル。

3人の携帯が鳴る。

「悪い。用事ができた」

「ごめんな! 用事が……」

「ご、ごめんなさい! 今度埋め合わせするから、怒るなって!」


それは恋人からの断りの電話だった。



.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ