*ガンダム00*
□愛が欲しいのは僕の方だった
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「ロックオンに、どこ触らせたの?ねぇ」
「あれ…るや…違っ…」
「答えて」
「っぁ!」
白い喉にキスをして強く噛み付いたら、ティエリアから悲鳴の様な声が漏れる。
痕の付いたそこにゆっくりと舌を這わせる。
「ね、今ティエリアを抱いてるのは誰?」
「…あれる、や…」
「そう、僕だよ。忘れないで」
ロックオンでも、刹那でもない、僕だよ。
だから、僕だけを感じて。
ティエリアの頭撫でていいのは…僕だけ、なんだよ。
「…ティエ…」
「ごめん…アレルヤ…」
ティエリアが、すき、と小さく囁いた。
ぽろりと涙を零して、吐息と共に好きだと吐き出した小さな体が痛々しい。
ぶるぶると震えながら虚ろな瞳で俯いて…必死にごめんなさいと謝る彼。
「…ティエリア…」
ぱたぱたと床に落ちるティエリアの涙を見て、ハッとした。掴んだ手首をそっと離し、赤くなったそこに口付ける。
「…んっ…ぅ…」
頬にそっとキスをする。酷く泣いた彼の瞳は赤く腫れていて。
ぎゅっと胸が締め付けられるようだ。
…僕は彼に、何をした?
「ごめん…ごめんティエリア…僕は君になんてことを…」
嫉妬で我を忘れるなんて、最低だ。