*ガンダム00*

□ちっちゃくったって
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ロックオンは、目の前の光景が理解出来ずに思考回路が停止したまま固まっていた。


「……え?」

…ティエリア…だよな?

ええと、待てよ。そうそう、ティエリアが廊下で苦しそうにしてて…で、俺の部屋に連れてきて…そんでもって苦しそうだから…シャツのボタンを外して…そしたら、ええと…


…むね?


小さいが、確かにある。男の硬い胸板にはあるべくもない膨らみが。

ティエリアに…胸?


む…ね………


「…うわっっ!…っっすまないっっ!!」


慌ててティエリアのはだけられたシャツを元に戻す。


「っぁ!」

しかしあまりに慌てたせいで胸に手が触れてしまい、ティエリアがぴくんと反応し声を上げた。

その艶かしい声に思わず赤面し、ますます慌てるロックオン。

「す…すまない…」


なるべくティエリアの胸元を見ないように、そっと毛布をかける。

かわいいかわいいとは思っていたが、まさか…女だったなんて…


「ティエリア…お前…」


「黙っていて…すみません」

しょぼんと項垂れたティエリアがこれまた可愛くて、ロックオンの胸を見事にロックオンした。


「見てしまってすまない…誰にも言わないから…なっ?」


慰めるように頭を撫でたら、毛布を深く被って照れている。
あわわ…なんだろうこの可愛さは。


…またしても落ち着け、俺…
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