*涼宮ハルヒ*

□プラトニックラヴ
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「ゃ、そこ……っふぁ…」

「ぼくが…守りますから」

「え……何っ…っぁあっっ!」


ろくに慣らしていない彼のそこに強引に体をすすめる。


「ゃっ…あっぁ…こいずっ…ふぁ…」


しがみついてくる彼の手をとり、指を絡ませる


せめて指先からこの熱が、この気持ちが伝わりますようにと。



「っ…あっ…ぁ…」


やすっぽい机がギシギシと鳴く。まるでぼくの心みたいだなんてぼんやり考えながら心地よいリズムに呼吸を合わせる


ふと、キョン君の手が僕の頬を撫でる


そっと引き寄せられ、抗う間もなく落とされるキス


「なぁ…っ…泣くな…よっ…」


泣く?ぼくが?


「なぁ……おれ…ちゃんと、おまえのこと……っふぁ…んっっ」


駄目だ、聞いてはいけない。ずっとずっと聞きたかった、でも聞きたくない甘い甘い言葉


その先の言葉をキスで塞ぐ。こんなふうに、全ての煩わしいものを簡単に塞いでしまえたらどんなに楽だろう

少しはにかみ合って、見つめ合って、恋人同士のキスをするような
そんなささいな幸せを望むことすら許されない


「僕は……失いたくないんです。あなたを、あなたがいるこの世界を」


そのためなら、僕の恋心を押し殺すなんて造作もないことなんです。

あぁだから、すきだ、なんて言わないで



*END*



はぃ、両想いのクセに気持ちを言い合えないふたり。切ないのが好きなんです。切なくても片思いで終わりたくないんです(我儘)
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