*涼宮ハルヒ*

□きみの体温
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ふざけ合ってふと触れる肩とか

さらさらした色素の薄い髪だとか


そんなささいなことにどきどきする俺って重傷だなと思う




*きみの体温*




「もう暗くなったし、帰りましょうか」


にっこりと笑ってあたりまえにそんなことを言う。


帰ります、でも、お先に、でもなく


自然と一緒に帰る。そんな距離がいとおしい。




暗いからいいじゃないですかと言って手をつないでくるのを嫌がりながらも、結局つないで帰ったり


「寒いですね」

「あぁ」


なんてそっけなく返しながらも、俺の顔は沸騰寸前でちっとも寒くなんかないし

隣で冷静に笑ってるこいつを見ると、なんだか自分ひとりがあわててるみたいで悔しい。まじで。


「…おい、古泉」

「はい、何です……っん!?」


誰もいないことを確認して、不意打ちのキス


ざまーみろ、ちったぁ慌てやがれってんだ


軽い満足感と共に顔をあげたら



驚いた顔と目が合った


古泉の顔が、真っ赤だった



つられて真っ赤になる俺



「キ…キョンくん…」

「おっ…おま…何顔真っ赤に…っんんっ…ふぁ……」


あちぃ…


ふたりで熱くなりながら、それでも触れ合う唇の冷たさが気持ち良くて
結局何度も重ね合って、笑い合った





*END*


古泉を慌てさせようとして、結局自分が慌てるキョン君。

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