短編[BL]
□レクイエム
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スザルル死ネタ/最終回妄想
ねぇ、ルルーシュ
僕たちは君がこの世に生まれた日をしらない。
何時何分?そして君はどんな産声で泣いたの?
ルルーシュ、沢山の人が君を待っていたんだよ。
「なぁスザク。願いとはギアスに似ていないか」
「…え?」
「自分の力だけで叶わないことも誰かが求める」
「…願い、が?」
「そう、俺は人々を願いと言う名のギアスにかかる。世界の明日の為に」
明日?ルルーシュ。明日ってなんだい?君は知っていたのかな?
ねぇ、ルルーシュ。君が生まれた日を僕たちは知らない。何時何分?
君はどんな声で産声をあげたの?その日の空は綺麗だったかい?
ルルーシュ、
「ああ、俺は…世界を、壊し…世界をつ、くる」
ルルーシュ、
君の優しい嘘は世界で一番、残酷で世界で一番、優しい完璧な物語。
「スザク!」
「…っ、あ」
ああ、だけど。ルルーシュ。この優しい世界。君だけがいない。
明日を望む人々?明日って何だった?君ならその答えを知っている?
「ルルーシ、ュ」
僕たちは君がこの世に生まれた日をしらない。
何時何分?そして君はどんな産声で泣いたの?
ルルーシュ、沢山の人が君を待っていたんだよ。
レクイエム
(君がいないのにどうして僕達は明日を望むの)
end.