∞連載
□大倉忠義
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30日の京セラドーム大阪でツアーが終わりました。ドームは歓声が波になって、どんどん聞こえてくる。５万人のパワーに負けないように僕らも必死です。
コンサートの構成は一から自分たちで考えます。１曲目どうする？２曲目どうする？って。最近のころは村上くんがひとりで考えて、それにおれらが全然違うとか、ごちゃごちゃ文句ばかり言って、いま考えると、村上くんはムカッときていることがいっぱいあったと思います。それでも何も言わずやってくれたのは、責任感の強さなのかな。僕らはそんな風に言われる村上くんの立場がわかっていなかった。
意識が変わってきたのはＣＤデビューしてから。全員で考えるようになった。自分らのグループなんだから、って。でも、簡単にはまとまらない。みんな、ソロの仕事したり、ほかのメンバーが知らないいろんな世界を経験して、自分なりの価値観ができてきて、ひとりがいいって言うもんをひとりは悪いって言うし、ぶつかり合いが多くなった。何年もつき合っている仲間だからこそ、まとめるのが逆に難しい。僕も、前は年下で遠慮している部分があったけど、ドラマで勉強したことなどが自信になって、意見をすごく言えるようになった。もっと新しいことがしたいとか、イヤなもんはイヤとか。ひとりでたたかうこともあります。
けんかになったことも昔はありました。いまは話し合いがスムーズにいくすべを見つけて、最後は多数決なんですよね、絶対。みんな、どう思う？ おれはこう思う、おれはこう思う、って言って、自分が少ない意見を言ってたら、わかった、ってまとまるんです。
2009.07.31