∞連載

□村上信五
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デビュー前の大阪松竹座時代から、コンサートはオープニングの前の舞台裏での一体感を大切にしています。全員で手を重ねて気合を入れます。最近はマル(丸山)にへんなこと言ってみろよ、っていうことが多いですね。へんなことって、言葉ではなくて擬音ですよ。説明は難しいんですけど、それで盛り上がる。
今回のツアー初日は、一緒に出てくれる関西ジャニーズJr.とおれらで手をばーっと真ん中で重ねて、まぁ、だれかが声かけるんやろな、と思っていたら、ヨコ(横山)がいきなり、「おうっ」って言ったんです。最初に「行くぞ」もなんもないから、みんな、お、おーって消化不良で、笑った。そんなんですよ。
以前は、頑張らなあかん、失敗したらあかん、と追いつめられている雰囲気があったけど、今回はリラックスして、みんな、いい量のアドレナリンが出てます。出過ぎてしまうとだめなんですよね。めっちゃ恋した時、周りがみえなくなりますよね。それと同じで、自分ばかりテンションあがると、他が見えなくなるんですよ。今は、会話のテンポや踊りのキレ、歌の伸びとか、ちょっとしたことでメンバーの体調もわかるようになりました。周りが見渡せるようになったのは、ライブをたくさんさせてもらって、成長した証しじゃないかなと思います。
歌っているとき、メンバーと目が合うことが、すごく多いです。お互い歌っているからしゃべるわけではないけど、ちらっと目が合う。あ、おまえ楽しんどんな、となんか分かる。で、自分も、こいつ楽しんでるわと見られているんやろな、と思います(笑)。




2009.06.12

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