∞連載

□錦戸亮
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僕は、好きなアーティストといって、まず出てくるのが斉藤和義さんです。僕らの新アルバム「PUZZLE」に入っている曲「パズル」は、斉藤さんと初めて飲んだときに僕が頼んで作ってもらいました。面と向かって頼むなんて根性ないですから、酔っ払ったふりして。本当には酔えないですよ、大好きな人が前におるわけですから。そしたら、普通に「いいよ」って。
斉藤さんは、関ジャニ∞のことをあまり知らなくて作ることもできるけど、それは僕じゃなくてもできるからって。でも、僕、あんまりしゃべれなくて、(メンバーの)大倉とマル(丸山)呼んで、あいつらがちゃんと話をしてくれました。関ジャニ∞がどういうふうにできてとか、どんな出来事があったとか。斉藤さんは携帯に、要所要所メモってましたね。
最初に聞いたとき、くらっときました。歌詞見ても泣きそうになった、そういうと安く聞こえますけど。堀江公園のけんかとか、東通りでの待ち合わせとか。僕らの思い出が詰まっている。陳腐な言い方かもしれないけど、いい曲だなとめっちゃ思った。切なすぎます。
斉藤さんは、大倉が「ジャニーズってことで得している部分もあるけど、損しているところもある。それがすごく悔しいから一生懸命やっている」と言ったのをすごい覚えていて、そこから始めた曲だった、と。それは、僕らみんな抱えている思いだと思います。
始まったツアーでも歌っています。一生懸命歌ってます。泣きそうになりますけどね。斉藤さんにも見に来てほしいけど、僕ら、8割はふざけているんで(笑)。まじめな2割だけビデオに撮って贈ろうかな。





2009.05.22

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