∞連載

□安田章大
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舞台「カゴツルベ」で、外見にコンプレックスを抱く次郎左衛門の役を演じています。
「キャラクターに自分を寄せるんじゃなく、自分にキャラクターを寄せていけ」。共演の西岡徳馬さんに教えてもらったことです。「演じるのは自分。人間は自分の経験、感覚で動くのだから」と。そう言ってもらってすこし楽な気持ちになりました。
コンプレックスというと、僕は思春期の頃は、背が低いことを気にしてました。近くにいる女の子はヒール履いて欲しくないなあ、と思ってました。この世界入ってからはずっと、どう人と接したらいいかわからずしんどかった。一生懸命気を遣って八方美人になって。自分らしくなかったと思う。自分が気を遣うことで、結局相手にも気を遣わせていたかもしれない。
それが不思議な話だけど、1年半前、5ヵ月かけて47都道府県すべてを回ったツアーの最終地・沖縄で、ふと「自分らしくあれば大丈夫だから。自分を信じなさい」という声が聞こえたんです。「大地の声」と名付けてるんですけど。素直にそっかあ、って思えました。それから、無駄なものは背負わなくなったというか、「自分は自分」と気を遣い過ぎなくなりました。
でも、コンプレックスを抱えて悩むのが悪いこととは思いません。とことん悩んだ方がいい。逃げれば、いつまでもその悩みが追いかけてきますよね。



最近の関ジャニ∞
新アルバム「PUZZLE」が15日に発売予定です。






2009.04.10

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