星のような君に
□再会と嵐
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「なっ……」
「骸!!?」
あああ……捕まったι
流石に獄寺君と山本も驚いてる…。
今度は一体なんだ!?
「なんでテメェがここに居ンだよ!!」
案の定、最初に突っ掛かったのは獄寺君。
それに対して骸はクフフと笑って、
「クフフ…相変わらずですね、君の嵐の守護者は…。お久しぶりです沢田綱吉。学校に入れて下さい。」
「Σおかしくね!?最後の一言全く文脈に沿ってないよ!!それよりお前なんでここに!?」
骸の出現と言動にパニック状態のツナ。
しかしそんなのお構い無しに骸は話を進めて行く。
「ああっ…早くしないと僕のハニーが!!!ほらヘチマ頭!僕は沢田君の関係者です!!学校に入れやがって下さいよ!!」
と、リーゼントの風紀委員に再び突っ掛かる骸
「いや、しかし委員長は変質者の立ち入りは言語道断で……」
「変質者!?この僕が変質者なワケないでしょう!?そんなわからず屋の委員長の顔を見て見たいですよ!!プンプン!!」
「む、骸……?なんかお前変だよι何かあったの?」
恐る恐る話を聞いてあげようとするツナ。なんて心優しいボスなんだ!!
そんなツナの態度に流石の獄寺も事の流れを黙って見守っている。
「それがここの女子生徒に……恋しちゃったんです…v」
『Σ恋――っ!!?』
「一目惚れですよっ!!?ぎゃはーv運命としか言いようがありませんねぇ!!」
ああ……だからこんなにキモイのか…。
妙に納得してしまったツナ達の後ろから元気な声が掛かった。
「隼人〜っ!!」
「Σげっ……」
後ろを振り返ればクラスメイトの一人の女子が手を振りながらこちらに走って来た
「はわわわわわわっ…!!」
その女の子を見て様子がおかしくなった骸。
ツナはまさか……と、超直感が告げる答えを口に出してみた。
「骸…、もしかして一目惚れしたのって……」
「見つけました!!」
「ふぎゃっ!!?」
やっぱり………
ツナの直感的中。
今こちらに駆け寄って来た女の子。その子に同じく駆け寄って抱きついた骸。
よりによってこの子が骸の一目惚れの相手だとは…ι
「うるァああああっ!!」
「Σぶクフっ…!!!」
急に抱きつかれた事に驚き、女の子は骸を背負い投げした。
「なんなんコイツ!!誰か警察呼んで!突き出す!!」
その後倒れた骸を縛り上げてホコリを払いながら叫ぶ少女。
「なんなんこの女子!!!」
こっちの台詞だとばかりに骸も叫ぶ。
そんな骸に溜め息をついてツナが言う。
「骸、この子はね…」
そこまで言い掛けたツナだが、獄寺が自分が言いますとツナを止めた。
「コイツはオレの親戚だ」
「………え?」
つづく
骸さまピンチ('∀'●)