星のような君に

□再会と嵐
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「10代目〜!!」

「ツナっ!帰ろうぜ!」



「二人共!」




えっと、沢田綱吉です。


リング争奪戦を終えて平和に戻った日常。
オレは地元の高校に無事進学出来た。


獄寺君も「10代目の右腕スから!!」とか言って同じ高校。

山本も野球が強いから並高に来たかったみたいで、おんなじ。



とにかく、普通の生活に戻って良かったぁ〜


そういえば、ヴァリアーや、今回は協力?してくれた骸達の処分はどうなったか知らされてない。

父さんは「まぁ、良きようにしたぞ〜!!」とか言ってたけど…、


まぁいいか……とにかく平和が一番だよな


今日も1日終わって、もう放課後。

獄寺君と山本とクラスも同じだから、帰りもいつも一緒に帰ってる。




「なぁツナ、次のマフィアごっこはいつやんだ?」

「だ〜か〜ら…ごっこじゃねっつってんだろ!!」


不意にマフィアの事を口に出した山本……

まだ“ごっこ”だと思ってるみたいだけど、やっぱり気になってるんだよな……




「うん…当分ないんじゃないかな?つか、ない方がいいよ!!」


「そっか、結構スリルあってオレは好きだけどなー」

(Σ山本すげー!!)


一瞬、リボーンの言った山本は生まれつきのヒットマンだぞ…って言葉がよぎったけれど、慌てて頭を振った


「10代目に危険がないのにこしたことはないっスけどね」


うんうん、そうだよ!
もうあんな目には会いたくないし……ι


事件の火種みたいなのがなければ良いんだよ



靴を履いて昇降口から出る


校門に差し掛かった所で、なんかイヤな予感がしたけど、気のせい気のせい!!


もう事件に巻き込まれるのだけは絶対にイヤだ!!



「あれ?なんかモメてないか?」


山本の一言に、ハッと顔を上げる。


校門に立っているリーゼントの風紀委員達と誰か言い合ってるみたいだ。


あ、言い忘れてたけど、雲雀さんも並高に居る。
しかも、また風紀委員長で……ιだから並中と全然変わらない感じなんだよね



そして校門を足早に出ようとすると……背筋がゾクッとした。


この感覚…前にもあったような……





「だーかーら!!この学校にキラキラした女の子が居るハズなんです!!」


「関係者以外は立ち入り出来ないんで……」


冗談じゃないですよヘチマ野郎!!




ゾクゾクッ!!


「どうかしたんすか10代目……?」


ダメだ!!!振り返っちゃダメだ!!

「な、なんでもないよっ!早く帰ろっ?」



超直感でヤバイと感じながら、ツナは獄寺と山本の背中を押して早く学校を離れようとした……


が、




「あっ、ボンゴレ〜!!良いところに居ました!!」



「Σ火種来たー!!!







グッバイ……平和な日々







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