D.Nover再録
□NO.3
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【ヒバツナなんだ!】
そこには静かな空気が漂っている。
位置関係はなぜかソファーで骸に押し倒された様な形になっている雲雀と、雲雀をノリで押し倒した骸と、そこに偶然入ってきた綱吉。
ちなみに雲雀と綱吉は恋人同士。
「「「……………」」」
沈黙は続く…が
「あ、綱吉くんこれはイイタイミング…」
「…………」
「か、勘違いしないで下さ――――」
ドサッ
そして骸が苦しい言い訳をしようとした瞬間、綱吉の鞄が肩からずり落ちた。
「…綱吉」
「…バリ…んの………」
「「え?」」
「ヒバリさんの………」
だんだんと綱吉から黒いオ―ラが込み上げてくるのが分かるのが分かる。
「つ、綱吉くん?」
「ヒバリさんの、浮気者―!!!!!」
ガチャッバタン!!!
「つ、綱吉!!??」
「あ〜あ、行ってしまいましたね。」
「どけ。綱吉!!!」
「あ!雲雀くん!!!」
「君、いい加減してよね…」
「………え?」
ジャキンッ―――
「ギャーァァァアァアアァァァ!!!!!」
校内響いたのは人間とは思えないほどの叫び声………