D.Nover再録

□NO.3
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【僕の恋人】


ふわふわとした髪を撫でる。あちらこちらに跳ねているキャラメル色の髪は見た目硬そうにも見えるが意外に柔らかく気持ちがいい。
僕がなにも言わずにただ髪を撫でていれば「なんですか?」とちょっと照れた様に上目遣いで僕の事を見る彼は男とは思えないほど幼く甘い顔をしている。
そんな彼の顔も見つめ方も僕のお気に入り。


髪を撫でていた手を照れて少し色づいている頬に滑らせ「べつに」っと言ってキスをすれば彼の頬はもっと赤く色づく。


―――おいしそう。


なんて僕が思ってることなんか知らないだろうけど、「なんですかいきなり!!!」なんて言って目線を外すけど、けして距離をおこうとはしないから、嫌がってる訳じゃないと言ってくれてるみたいで嬉しい。


「可愛い」


そう口にすれば目を真ん丸に開いて顔をさらに赤くして「可愛いくなんかありませんー」とだけ言ってまた目線を僕からはずす。

僕は彼のキラキラした瞳も好きだ。
そして、ぷっくりしたピンク色の唇にはどこか吸い寄せられそうになる。
彼は無意識なのだろうが、彼のする行動は言えば僕には逆効果で、いつも彼は僕のことを誘ってる。



優しく彼の名前を呼べば素直に僕の方を向き目が合う。
そうすれば次第にお互いの距離は近付いていき瞳は閉じられ、唇が重なる。



最初は触れるだけだったキスもだんだん深いものに変わって行く。
最近は彼も僕に答えてくれるようなって、絡めれば絡めるほど僕の中に入ってくる彼の甘い毒がとても心地よい。



息をつく暇もなく口付けていたせいで少し苦しそうな声が彼からしたからゆっくりと口を離して行く。
離れてぽ〜っとする彼を見てもう一度だけ触れるだけのキスを―――



ねぇ、しってる?君のキスした後の顔ってすごく色っぽいんだよ。





「ねぇ綱吉。お腹すいた。」

誘ったのは絶対君。


だから食べていい?












だぁぁぁぁあぁああ!!!!!
なんだこれ???
なんかこっ恥ずかしいですね。
たしかこれは、キスの表現が不慣れな時期です。

今じゃ、何の中途もなく書きます。(ようは変態です)
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