D.Nover再録

□NO.2
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『好きなんだ』



薄暗い部屋に二人の人影が見える。



電気は消されており部屋に入る光は窓からそそがれる昼間の日光。

部屋にある革張りのソファーに座るのは黒目黒髪のここの王。

その人は自分の膝の上に頭をのせ、意識を失っている茶色くフワフワした髪を持つ少年の頭を悲しそうな目をして撫でていた。




彼の着るシャツのボタンは一つもしまっておらず、足もとには少年の着ていた制服が脱ぎ捨てられていて、少年にはいつも彼が羽織っている学ランがかけてある。

あちらこちらに跳ねながらもサラサラと流れるような柔らかい髪を触りながら少年の顔を見れば、安からな顔で眠っている。

だが、さっきまでの行為で流した涙が目尻にあとを残していた。

彼はそこに一つのキスを落し、そしてまた少年の髪を撫でる。




「ごめん…」



紡ぎ出された言葉はどこか苦しそうで、それでも彼は少年を手放す事ができない。


起きてからでは遅いかもしれないけど。





「それでも君が好きなんだ。」








―――
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バカですね。&ヤっちゃった感じですね。

きっとこんな始まりなヒバツナもOKです!
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