D.Nover再録
□NO.2
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『離れたくない』
「ヒバリさん。」
「ん?」
「この状態はいつまで続くのでしょう…」
「いつまでって君嫌なの?」
「いや、嫌じゃないんですけど、ちょっと恥ずかしいかな〜なんて。」
「君恥ずかしいの?」
「まぁ、これは世間一般的に言えば膝枕と言うものですからね…」
「膝枕が恥ずかしいの?」
「いや、それもですけど、何となくヒバリさんと近いな〜って思ったりって!何言わせるんですか!」
「君が勝手に言ったんでしょ…」
「…………」
「で、つまりは僕が近くにいるのは恥ずかしいと?」
「恥ずかしいっていうか…ドキドキします…」
「ふ〜ん。じゃぁこれは?」
雲雀早業テク
瞬時に綱吉の頭の後ろに手を回しそのまま顔を引き寄せる。
「ぇっ?」
チュッ
「っ!!!!!」
「どう?」
「なっなにがですか!!!」
「キスはドキドキしないの?」
「なっ!!!!!(この人の思考が読めません)」
「しないの?」
「……しますよ///」
「そう。」
そう言ってヒバリさんは満足そうに笑った。
「ねぇ、今日家にこない?」
「へっ!?どうしたんですかいきなり。」
「ただ何となく。君といたいなって。」
「////」
「どう?」
「……俺も今日は離れたくないかも。」
「じゃぁ決まりね。」
そう言ってまたヒバリさんは静かに笑った。
俺はこの笑顔がたまらなく好きだ。
―――
――――
懐かしい。
膝枕ってロマンですよね。