D.Nover再録
□NO.1
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『甘くて甘くて』
「綱吉、ついてる」
「へ?」
ペロッ
「―――!!!っな、何するんですかヒバリさん!!」
「何って、口元にクリームたから。」
「だ、だからってなめなくても!言ってくれれば自分でとれますよ///」
「いいだろ別に、それにしても甘いねそれ。」
「え、これですか?そうですか〜クリームだけ舐めるからですよ。」
「じゃぁ一口ちょうだい。」
「え、あ、はいどうぞ!」
すると沢田はホークを差し出す。
「…綱吉が食べさせてよ。」
だが雲雀はそう言い口を開けた。
「!!!なっなんで?!」
「いいから早く。」
「うぅ///」
「早く。」
「もう、分かりましたよ!」
雲雀に逆らえない沢田は仕方なく雲雀の口元にそれを運ぶ。
「はい、どうぞ///」
パクンッ
「…(もぐもぐ)」
「どうです?そんなに甘くてないでしょ?」
「いや、甘いよ。」
「そうかな〜」
「うん、ほらね。」
そう言った雲雀はいきなり綱吉の頬を手で寄せて、触れるだけのキスをした。
「ッ!!!ヒバリさんいきなりなにすっ!!!」
触れて離れた唇に驚いた沢田が騒ぎだすと、また口を塞がれた。
触れるだけだった唇は次第に口をこじ開けられ、舌が進入し中を掻き回しどんどん深く絡まっていった。
「…んっ…っ」
舌を絡められるせいか、さっき食べていた物の甘さが二人の口に広がった。息苦しくてもれる声はどこか甘くて、唇を離すと熱い息もれる。
「ね、甘いだろ。」
と言う雲雀の口元は弧を描いていた。
(あんたの方が甘いよ―――!!!!)
そんな沢田と雲雀のケーキタイム
END
―――
――――
なんか、懐かしいです。
そんでもって甘いですね。
このコナーを始めた最初の日なのに!