D.Nover再録

□かくれんぼ
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綱吉はかなり幼くなっています。雲雀とはお隣りさんです。











-かくれんぼ-



「綱吉ー?」

聞こえてきたのはかの有名な風紀委員会の声、だが今日はいつもよりも声色が穏やかである。

「綱吉?」

きっと普段の雲雀を知る人間が見たら卒倒するだろう光景だが、雲雀はまだ家の中を歩きながら幼い愛しの子の名前を呼ぶ。
廊下を歩いていけばどこかからクスクスっと言う笑い声がかすかに聞こえてくる。
それに雲雀がきづがない訳がなく一瞬口元が笑った。階段の下にあっる小さな戸棚に目をつけ扉をあけます。

「綱吉?」

「あ、きょうちゃん!」

戸棚を開けるとそこには、綱吉がいました。

「見つけた。」

「あ〜あ、みつかっちゃった。やっぱりきょうちゃんはすごいね!」

「どうして?」

っと言いながら、雲雀は綱吉を抱き上げます。

「だってどこにいってもツナのことみつけちゃうもん!」
「フフッ、綱吉の行くとこなら何処まででも僕は行くよ。」

「ほんとに!!!ありがとうきょうちゃん!だいすき!!!」

抱き上げられたまま、綱吉は雲雀の首元にギュッと抱き付きます。
すると雲雀は嬉しそうに目を細めふわふわの綱吉の髪を優しくなでました。


「じゃぁ、こんどはツナがおにね!きょうちゃんはかくれて!」

「かくれんぼはいいけど、綱吉。今日僕の家に泊りに来るんだろ。」

「うん!」

「じゃあそろそろ支度して僕の家に行こう、夕飯も近いし。」

その言葉に一瞬う〜んっと考えてたが、パッと顔を上げて答えました。

「うん!わかった!ツナきょうはきょうちゃんとねるの!」
「うん。」

じゃぁっと言って雲雀は綱吉を抱えたままお泊りセットを取りに行き、玄関で奈々に行ってきます!っと手を振ると家をでた。



目的地は隣りの雲雀の家。

そこまでは、幼い愛しの子と手をつなぎながら…






END

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