拷問乙女
□第7章
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「世流しされたし、当分帰れないなー…」
「あぁ?行く宛てがないなら、ここにいりゃいいだろ」
「あ?まじ??」
「でもテメー、俺の遊びにゃ手伝えよ」
「偉そうにすんな、正直にお願いしてみろ」
「黙れ」
「へー、そう。じゃぁ……」
「ごめんなさい、すいませんでした、
あなたと一緒に暮らせてこの上なく幸せです。
天国に来た気分です、いっそ死にたい」
「ほめても何も出ないわよ。拷問道具以外は」
「出さなくていい……」
こうしてわたしは、知らぬ間に王女の名を捨てていた。