草書

□追いかけっこ
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「…何がですか?」

こんなに隊員全員を振り回しておいて、この人は…甘いとは何を考えているやら…。

「ん〜、五番隊の副隊長さん見てみぃ。どんなに霊圧けしとっても必ず五番隊長さん見つけはるよ。」



…凄いぞ、雛森くん…じゃなくて!

「まさか隊長…僕にそれをお望みですか…?」


絶対無理!と心で叫ぶ。隊長の行動パターンすらよく分からないのにそんな器用な真似出来る筈も無い。

「はぁ…。イヅル…愛が足りんのや、それは。」

してやったり。とばかりにニヤリと笑われた。




「…そんなものありませんっ!!!!!!」


アララと情けない顔をしたままの隊長を引きずり、隊舎に帰った僕は隊員全員から尊敬の眼差しを送られ、無事四番隊送りの書類も完成し、平和に1日は終わった。



今日は胃薬飲まなかったぞ〜!!!!!!





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