08/01の日記

22:31
久しぶりの絵本購入!
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仕事柄、絵本大好きです。

職場でも色々な絵本を読むので、しばらく買ってなかったけれど…先日、久しぶりに気に入って絵本屋さんに注文してしまいました!
という訳で最近の響いた絵本をご紹介…語ります!

「ましろとカラス」

淡々とした文章にあった優しい絵。ページをめくると子ども達がクスクス。
コヤギのましろの首に下がる鈴をカラスが欲しがって、カラスは毎日色々な物をもってきては

「これ、あげるから、そのすず、ちょーだい」
「だめだめ、あげないよ」

このやりとりが可愛い!そして少しずつ、ましろとカラスの仕草や様子が変わってくる感じが優しくて好きなんです!
オススメですよ〜!

「絵本は絵が語る」

と習った時になるほどな…と思いました。私も仕事では自分が語り手ですが、やっぱり絵本は自分で読むのでなく誰かに読んでもらう方が楽しいですね。

子どもの頃、文字が読めなかった短い期間は文字を追わずに、絵だけを見て物語を想像していました。そこに耳から語りが入って、わくわくしたものです。

悲しいことに文字を知ると目線はついつい文字を追ってしまうから…文字が読めなかった頃と感じ方が変わってしまうんですね。

もうひとつマイナーですが「野生動物シリーズ〈アフリカ〉」は名作です!(福音館書店)吉田遠志さん。
大長編の連作絵本です。その本ごとに目線(主人公)が変わってリアルな絵で野生動物たちの生き様が描かれています。

ある時は物語の中心になるライオン家族。ある時はゾウの群れ。ある時はヌウの親子。
狩るもの狩られるものの視点で自然の厳しさが淡々と語られているんです。

ノンフィクションなのにまるでフィクションな絵本。

保育園で絵本の時間にその連作を毎日一冊ずつ読み聞かせていたら、なかなか長く難しい内容にも関わらず、子ども達は「今日のアフリカは?」と続きを楽しみにしていました。

特に心に残っているのは
「よびごえ」
「きえたにじ」
この二冊は読みながら鳥肌がたった…。たくさんの絵本の中で子ども向けやおとな向けって種類に別れる絵本はありますが…珍しく、子どもは子どもの感じ方でおとなはおとなの感じ方で読める絵本。子どもと大人が同時に味わえる絵本!すげーっ!て思いました。

私じわじわきました。感動した。ただ連作だから、全シリーズを集めるのはなかなか大変な代物です。特に「きえたにじ」の衝撃はそれまでの「かりのけいこ」「はじめてのかり」「ありづか」などなど前の巻も読んでこそ深まるもので…

しかし名作なので興味のある方はお近くの図書館で是非ご一読ください。
お〜、長くなっちゃったよ…。

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