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□お前が言うな!×2
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僕、小日向海流
あっ、かいりゅーじゃなくて、みのる、だから。
って本題はそうじゃなくて
僕、小日向海流は今、付き合ってる方がいます。
・・・しかも二人。
・・・しかも同性。
一人目は・・・
「あ、あのー、武藤さん。」
「なんだ?」
「俺、そろそろ練習したいんですけど。」
俺の太ももを枕に寝転がってるこの人
武藤竜二。
「いいじゃねぇか。
後で俺が寝技教えてやるよ。」
「む、武藤さん///!!」
太ももをスルスルと撫でてくる。
「ミノルくんは僕のデース!!」
現れたのは眉毛のつながった変態ブラジル人のペドロ。
「ミノルくーんっ、僕と寝技をシマショー!!」
「うぎゃっ!!?」
飛んできたペドロを避けるすべは
今の僕にはない。
だが
「・・・死ね」
「ふぎゃっっ」
ペドロを止めたのはもう一人の
僕の恋人
伊吹謙悟。
「伊吹さん!」
「大丈夫か、小日向?・・・・あぁ、完全に無事とはいえないな。」
伊吹さんの視線は僕の太ももに。
「ぁあ?」
・・・・雰囲気悪っ!
助けを求めて他の部員を見ると
「・・・逃げやがった。」
誰もいなかった。