短編

□三つの贈り物
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『うぃ-うぃっしゅあめりくりすます♪』



もうすぐクリスマス

この時代にクリスマスなんてないけど、その日が近付くに連れて某曲が口を突いて出てくる





「お、何だ?何か良いことでもあったのか?歌なんか歌って」



私の歌が聴こえたのか、たまたま通りかかった原田さんが笑いながら近寄って来る


私は小さく頷くと、僅かな笑みを零した


『クリスマスっていう日があって、いい子にしてるとサンタさんが贈り物をくれるんですよ!』

「へぇ」


原田さんは一瞬考え込む様な顔をしたけれど、すぐに笑って頭を撫でてくれた



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