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□待ち合わせ
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「あれっ? あれは花ちゃん?男の子に…誘われているの?」
初風が、向かいのオープンカフェにいる花總を見つけた。
「えっ!コムちゃん…ちょっと…待って」
その様子を見た朝海はまっすぐ花總の処に急いだ。
「いいじゃないですか。さっきから1人なんだし、君みたいな可愛い子を待たす友達なんて」
「放っておいて僕らと遊ぼう。」
「いいえ。もう友人が来ますので…困ります。」
ハナはホトホト困っていた。断っても、断っても大学生の男の子達は誘ってくる。
「だいちゃん。ごめんね。待った?」
朝海はハナに声をかけた。
「あっ!コムチャン」
ハナは吃驚して次の瞬間ホッとした。