ベルマモSS(女体化・15禁)
□美容師さんと泥棒 2
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全く用はなかったが、トリートメントをすると言って彼を指名した。
指名だけで1000円も別料金が必要となったので、ム…となったが、彼に近づくためなので仕方ない。
彼は指名してくれてカンゲキみたいなことを言って、ニコニコと笑った。
いや、髪で目が見えないのでなんとも言えないのだが。
「俺に会いたくなった?」
と聞かれ、ため息が出そうになったが、我慢して少し俯いて
「そう…かも。」
と言っておいた。曖昧な答えで相手の気を引く作戦だ(一応。)。
自称王子は楽しそうにトリートメント剤を塗り、鼻歌を歌った。
それから、週に一度は美容院に行った。
カラーリングや頭皮ケアを頼んだ。
自分から、色々質問してみる。
どんな女の子がタイプとかどんなところで服を買うのかとか気になってることはあるかとか。
マーモンにとってはどうでもいい事であったが。
そうしているうち、(表面上は)仲良くなってきて、二人で遊びに行くことになった。
約束の日がやってきた。
しかし、彼は約束の場所に現れなかった。
30分過ぎても来ないので、電話をする。
12コール目でやっと出て、かすれた声で風邪引いたー、薬もってきてと言われた。
風邪薬を買うと、教えられたマンションに行った。
マンションに着いて驚愕した。
エントランスからして、クラス感のある高級マンション。
そこの最上階だった。
部屋の前に着いて、インターフォンを押すと扉が開いて彼が出てきた。
「だいじょうぶなの?」
「マーモンの顔見たら治った!」
と言われ、脱力した。
つづく