ベルマモSS(女体化・15禁)

□怠惰という名の悪魔
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「しないの?」
とマーモンが聞くと、
「まだ、必要なものがあるから。」
と、言ってベッドの後ろのクローゼットからあるものを取り出した。

「………」
マーモンは、またあっけにとられることになる。

ベルが取り出したのは、淡いピンクのドレスだった。
シルクシフォンのような素材で出来ており、スカート部分がまるでパニエの入ったドレスのようにふんわりとふくらんでいた。
肩はパフスリーブで、胸の部分はシャーリングになっている。
「………何、コレ…??」
「何って、ドレス」
「ベルが着るの?!」
「うしし…別に俺が着てもいいけど、はいんないからね。これは、マーモン用。」
「はぁ?!」
「着てきて。あっちで。」
そう言って、シャワールームの横の洗面所を指さす。

マーモンは、諦めしぶしぶシャワールームのほうに向かった。

「うしし。俺の期待どおり!!似合うヨー。」
ベルは嬉しそうだが、マーモンはげんなりした。
今まで、このような衣服を着たことがない。
まるで機能がないように思えるし、第一このような色合いの服を着たことがなかった。
しかし、自分とは反対にベルは楽しそうだった。
ますますげんなりする。


「じゃあ、王子とワルツを踊ろうか。」
そう言って、ベルは部屋の明かりを暗めのものに変えた。
ベッドのスプリングがキィ、とごくごく軽くきしむ音がする。
と、思ったと同時に自分の身体がベッドのシーツの上に投げ出されていた。



つづく
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