獄ツナ小説(BL・15禁)

□「酔っ払いには気をつけろ!」 ギャグ
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師匠も走るという程忙しいと言われる12月の末、
ボンゴレの本部で守護者たちが集められ、盛大なパーティーが開かれた。
パーティーといっても、守護者とリボーン、コロネロたちが集まった飲み会である。

ツナは、久々に皆の顔を見れて嬉しかった。
知らず知らずのうちに飲みすぎてしまったようだ。
トイレに行こうとしたその時、足元がふらついてしまった。

「!十代目!大丈夫ですか?」
「うん…ごくれらくん…、なんか飲みすぎたみたいで…」
獄寺は、ごくりと唾を飲んだ。
顔が赤くて少し息が荒いし、目がトローンとしていつもと違う。
「十代目、隣で少しお休みになられますか?」
「うん…」
獄寺が、支えようとして肩に触れたその時、

「はぅん…」
ツナの口から、桃色の吐息が発せられた。


部屋が一瞬、静まり返る。


沈黙が痛い。

「ははっ、ツナって時々面白い声出すのなー。」
沈黙を破ったのは、山本だった。
空気が、和やかな、冗談めいたものに変わる。

獄寺は、皆に聞こえないように、ふぅ、と息をついた。
そのまま、隣の部屋へ連れていく。

「オイ。お前の生徒はずいぶん変わったなコラ。ディーノといい、ツナといい…」
「当然だ。俺が育てたからな。」
「あんな色気のないガキだと思ってたのに、いつの間に…。」
少年時代のツナを知っているコロネロは、困惑しているようだった。



END

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